ファイナルファンタジー5 ピクセルリマスター
スクウェアの看板タイトル【ファイナルファンタジー】シリーズ、今回は5のピクセルリマスターSTEAM版を勝手にレビュー。
画像:STEAM
ジャンル | RPG |
機種 | PC |
発売元 | SQUARE ENIX |
開発元 | SQUARE ENIX |
発売日 | 2021年11月11日 |
定価 | ¥2,200 |
どんなゲーム
もはや説明不要の国民的RPGの1つ【ファイナルファンタジー】
5作目のオリジナルは1992年にスーパーファミコンから発売、その後様々なハードで移植、リメイクされた。
5といえばジョブチェンジ
アビリティ習得などやり込み要素も豊富やの
ストーリー
タイクーン城の王は風の流れの異変を感じ、風の神殿に向かった。
しかし風の力を司っているクリスタルは砕け散ってしまう。そして風は止まった。
そんな時に、タイクーン城近くに隕石が落下した、近くを旅していた主人公(バッツ)は隕石に向かうのであった。
そこでモンスターに襲われているレナ王女を助ける。近くには記憶喪失の老人ガラフが倒れていた。
二人の目的は風の神殿であった、女とじいさんだけでは不安だとバッツも後をつけ合流する。
風の神殿に向かうには船が必要であった、途中風もないのに移動する船を見つけるが、それは海賊船である事に気づく、海賊のアジトに乗り込んだ3人だったが、捕まってしまう。
しかし、海賊のお頭ファリスはレナと同じペンダントを持っている事に気づく。
ファリスの協力を得て4人は風の神殿に向かうのであった。
システム
マップは見下ろし2D、右上に世界地図が表示されており、ON、OFF、大きさも変更可能。
いつでも詳細地図が見れて、宝箱の位置まで表示され、さらに世界地図ではアイテムの残り個数まで表示されるので取り逃しは少ない。
戦闘
コマンド選択アクティブバトル。
何もしなければ敵がドンドン攻撃してきます、ウェイトも選択可能で魔法やアイテムを選択している時は待ってくれます。
オートボタンを入力すると前回の行動を行い、速度も少し早くなります。
ジョブ
物語を進めていくとジョブチェンジが可能で、戦闘で勝利するとABP(アビリティポイント)が貯まりジョブを育てていく事でアビリティを習得していきます。
白魔法のアビリティを習得した後に、黒魔道士にジョブチェンジし、白魔法も使える黒魔道士が使用できます。
魔法やアビリティも豊富で、基本的に魔法は店で購入するのですが、少し変わった物で敵の技を受ける事によって敵の技を習得する【青魔道士】や、【狩人】を極める事で身につく4回もの攻撃を与えるアビリティ【みだれうち】など習得する楽しみがあります。
乗り物
徒歩以外には船、飛竜、飛空艇、潜水艦があり海底に潜る事も可能です。
5は移動手段の他にストーリーを進めると、違う世界にワープします。第2世界、第3世界が存在し、もう行けなくなる場所、出会えないモンスターなどもいるので、やり残し取り忘れには注意。
物知りじいさん
海底のどこかに物知りじいさんがおり、現在のプレイヤーの戦闘回数や、宝箱回収率を教えてくれる。オリジナル5に引き続きピクセルリマスターでも健在。
良い所
豊富なジョブ、アビリティの組み合わせ
FF1から進化をしてきたジョブシステム、1ではクラスチェンジで上級職になるだけでした、3でジョブの種類が大幅に増え、5はジョブシステムにアビリティを習得する事で大きく昇華しました。
先程紹介した白魔法を使いこなす黒魔道士のように、それぞれのジョブに1つアビリティをセットできるので戦術が大きく広がります。
そして最終的にジョブを極めると【すっぴん】素の状態に引き継ぐ要素もあり(モンクを極めるとカウンターを使える等)アビリティを2つセットでき何でも装備できるすっぴんがとても強くなります。
魅力的なキャラと感動のストーリー
旧作のファイナルファンタジーではストーリーの偶数タイトル(2、4、6)システムの奇数タイトル(1、3、5)といったイメージがあるように思いますが、確かにとてもハマるシステムですが、ストーリーもとても良いです。
感動的な名シーンも多く、魅力的なキャラもいます。最近のFFシリーズでは常連になった【ギルガメッシュ】なんかもFF5で初登場しています。
怪しい所にビックリマーク
FF5では宝箱以外にもこのような木箱やツボなんかにアイテムがある時がたまにあります。
そんな時はビックリマークが表示されるので便利です。
気になる所
ゲームプレイ中にモンスター図鑑をチェックできない
ピクセルリマスター版ではモンスター図鑑要素があり、遭遇したモンスターは図鑑に登録されます。
しかし図鑑はゲーム中に確認できなく、1度タイトル画面に戻る必要があります。
先にも述べたようにFF5はまた訪れる事のできない箇所もあり、ストーリーを進めるともう遭遇しないモンスターも存在するので、できればゲーム中に確認したいところです。
只、どのデータでも遭遇すれば登録されるので複数データを途中途中で保存することをオススメします。(20個まで保存可能)
アビリティ何を習得するのか表示がない
ジョブが多数ありその分アビリティも豊富にあるのですが、ゲーム内でこのジョブは何を習得できるのかが表示されないので、初めてプレイする方には少し不親切に思いました。
自分も少しうろ覚えの部分もあったので攻略サイトなどで確認しました。
バグが多い
これはその都度アップデートで修正されるようですが、今はまだけっこうバグがあります。
自分も最終あたりの大事なイベントが発生しなく、ボスに遭遇していないので図鑑が埋まりませんでした。
イベント後セーブポイントが発生するのに、到着した時にはもうありました。
後はどちらか1つしか入手できない、チキンナイフとブレイブブレイドがどちらも入手できてしまうバグもあります。
フリーズもあり、自分の場合は召喚バハムートを連続魔で使用し、その後モノマネを使うとフリーズしました。
評価
95点
このゲームの魅力はFF初期シリーズの集大成のシステムにあります。
FF5に関しては完全に思い出補正もありますが、やっぱり面白いと思います。
RPG黄金期に幼少期を過ごした自分としては、物心ついた時には名作RPGがたくさんありましたが、その中でもファイナルファンタジーは特にカッコいい作品だと思っていました。
ストーリーは往年のファイナルファンタジーにあったクリスタルを巡るストーリーで、ジョブシステムと相まってまさに集大成感があり壮大な物になっています。
難易度はピクセルリマスター版になり、どこでもセーブなど死んでも安心機能があるのでだいぶ遊びやすい難易度になっています。
やり込み要素は多くジョブはもちろんですが、特定のモンスターからしか入手できないアイテム、敵の技の青魔法等長く楽しめます。
自分もピクセルリマスターは1~4もプレイ済ですが、1~4は平均15時間程でクリア済みですが、5は40時間はプレイしています。
BGMとグラフィックは確かにキレイになっていますが、元の作風を大きく変えていないとてもいい感じのアレンジだと自分は思います。
【ビッグブリッジの死闘】などFFの好きなBGMランキング上位に入る名曲も素晴らしいアレンジです。
只、FF5は他機種でも移植、アレンジされていて、ピクセルリマスター版はオリジナルに近い復刻なのでアドバンス版や、旧スマホバージョンにあった追加要素がないのは少し残念にも思います。
STEAMレビュー
21年11月24日 時点で319件の評価数で72%の高評価で【やや好評】となっております。
最後に
STEAMで購入された方には待受とBGM(オリジナルからピクセルリマスターアレンジに変化)が特典で貰えますが、少しわかりにくい所に保存されています。
STEAMの保存場所を変えていなければこの場所にあると思いますので参考までに。
C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\FINAL FANTASY V PR\FF5-EXTRAS
STEAM版
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