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RPGを中心に懐ゲーを勝手にレビュー

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Ultima I the First Age of Darkness

ウィザードリィ】と並んで偉大なRPGの始祖【ウルティマ】今回はPC98版を勝手にレビュー。

 

画像:駿河屋

 

ジャンル RPG
機種 PC-98
発売元 ポニーキャニオン
開発者 リチャード・ギャリオット
発売日 1988年12月21日
定価 ¥6,800

 

 

 

どんなゲーム

オリジナルは1981年にAppleⅡで発売され、その後ナンバリングタイトルは9まで発表された。1も様々なハードに移植、リメイクされた。日本では遅れる事7年後に発表となった。

 

もちろん有名なのは知ってるけど、あまり知らないな

自由度の高い洋ゲーらしさ溢れるRPGを堪能せよ

 

ストーリー

平和だったソーサリアに危機が訪れた! 悪の魔術師モンデインが太陽の力を持った宝玉を使いモンスターを呼び出し征服を始めたのだ。さらにモンデインは1000年前の過去に飛び、そこからソーサリアを支配した。

 

打つ手の無くなったロードブリティッシュ異世界、地球から1人の勇者を呼び出し、ロードブリティッシュの願いを受けモンデイン征伐へ向かうのであった。

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システム

まずはキャラメイクから、名前、能力振り分け、種族、性別、職業を選択する。

冒険キャラは主人公1人。

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マップは地上では見下ろし2D、敵もフィールドをうろついていて、こちらが1つ動けば敵も1つ動く。

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王様の依頼

唐突にフィールド画面から冒険が始まる。王様からは依頼を受けれるのでそのミッションをクリアする。

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ダンジョン

ダンジョンに入ると【ウィザードリィ】のような3Dマップに変わる、ダンジョン内でも戦闘はこちらが1つ動くと敵も1つ動くシステム。

宝箱には罠が仕掛けられていたり、モンスターの場合もある。

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乗り物

ウルティマには様々な乗り物が存在し、基本店で購入できる。

なんとスペースシャトルも販売されていて、最終的にはタイムマシンに乗車する。

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宇宙

スペースシャトルで宇宙に出ると、そこはRPGではなくシューティングゲームになる笑

ハイパージャンプを駆使してエイリアンを撃退する。

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良い所

最初から最強装備

主人公は盗むコマンドも用意されており、最初に目の前にある城の倉庫で盗みを働くといきなり最強の武器や防具が手に入る!! 何度か盗んでいるととても強い衛兵に見つかり殺されてしまいますが、序盤はお金も食料もキツイし、バレても町から逃げ出せば何もなかった事になります笑

これを良い所に上げるのは賛否が分かれそうですが、自分は好きです笑

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3Dダンジョンに階段を作れる

ウルティマのダンジョンは【ウィザードリィ】のような緊張感はないです。

なぜなら、階段を魔法で生成できるので迷っても階段を作り引き返す事が可能です。

只、ダンジョンの数は多いのですが、特に何かめぼしい物あるわけでもないし、王様の依頼のモンスターを成敗するだけなのが少し残念ではありますが。

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高い自由度

ウルティマは特に依頼をこなす意外はストーリーもなく、次どこに行くかなんて全く決まっていません。盗みを働いてお金を貯め、乗り物を購入して海を渡り好きな所に移動できます。

何なら王様を倒してしまう事も可能です笑

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気になる所

食料問題

FOODというパラメータがあり、歩く度に減ります、最終的に0になるとゲームオーバー、後半は余裕が出てくるので気になりませんが、序盤はお金も食べ物も少ないのでけっこうストレスになります。

一応、乗り物に乗車するとフード消費量は多少抑えられます。

 

町の人の会話

ウルティマの世界は広大で、町も多く存在するのですが、特に会話などはなくただの店といったところです。

一応PUBだけは冒険のヒントのような物が貰えますが、せっかくこんなに町も多いのに少しもったいない気がしました。

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宇宙空間の操作

今回1番難しいと思ったのはRPGではない宇宙空間の操作です。

宇宙空間ではセーブも出来ないし、恒星に触れると即死、燃料が切れたらリセットするしかない。

操作とルールは慣れて理解すればなかなか面白いのですが、それでもドッキング作業はとても繊細で難易度が高いです。

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評価

 

85点

※個人の感想です

 

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このゲームの魅力は高い自由度と宇宙まで行くぶっ飛んだ展開にあります。

ウルティマ1はストーリーやキャラクターなどはゲーム中に特にないので円グラフの数値は低いですが、内容の自由度、序盤からどこでも行ける、アイテムも盗める、町の人を殺す事だってできるといった発想を持ったゲームを、ウルティマ1オリジナル版は1981年というRPG黎明期に存在したと思うと、本当にスゴイと思いました。

 

そして、地上とは別にダンジョンは3D、さらに宇宙のシューティングと底の知れないポテンシャルを持ったRPGなんだと思いました。だからこそナンバリングは9まで続く長寿タイトルになったのでしょうか。

 

ウルティマのイメージはファミコンの【恐怖のエクソダス】を幼い頃にプレイして、全く理解できず、とっつきにくいRPGなのかという印象がありましたが、大人になりプレイしてみるとドラクエ程、親切ではないですが、ウィザードリィのように難しくはなく、アイデアの溢れる良作だと知りました。

 

 

ゲームカタログ@wiki 評価

良作の判定を受けています。

 

 

最後に

今回プレイしたのは【ウルティマ コンプリート】というナンバリングタイトル1~9、そしてウルティマオンラインも収録した物です。

限定5,000本生産で、今入手するのは難しいかもですがロードブリティッシュによる【ブリタニア国民証書】ロードブリティッシュの紋章をかたどった【シルバーサーペント・メダル】も入った豪華版です。

 

しかし8まではプレイ確認出来たのですが、9はWindows10では動作するのが難しいようです。。まぁ、9まではまだまだ道のりは長いので気長に頑張ります笑

 

 

1~8まで収録されたウルティマコレクション

 

 

駿河屋では買取アップのキャンペーンを開催しているようです。

超買取アップ